ホルンの修行
−−その驚くべき実態−−
XのオカズはいつのまにかVPOの録音になっている。Xは普段の全てのホルン
ワークにウインナホルンを使用しているのでその方が都合よいのである。VPO
以外のホルンは物足りなくてオカズにならないとも考えている。しかし多くの
仲間が使用するダブルホルンの音程感を取り戻すのにBPOの録音を使用するこ
とがある(実際微々たる音程の違いなどウインナホルンの倍音の多い音色でカ
バーされてしまうものだが…)が、そのときはXが敬愛するハウプトマン(現
在4番ホルン)が演奏しているものに限られる。ハウプトマンのホルンは一見
正当なドイツホルンながらその開放的で粗暴(この表現をくれぐれも誤解しな
いようにお願いします)な様子はウインナホルンに通じるものがあると思われ
てならない。
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