ホルンの修行

−−その驚くべき実態−−


駆け出しの頃、Xはオケ奏者として備えていなければならない様々な技術を習得 できず悶々としていた。思い余って始めたこの行為によってさほどの苦を伴わず おおまかに次のことが身についた。「認識しながら上下に自由に動かせるピッチ 感覚とそれにより得られる他楽器とのユニゾンやテュッテイにおけるバランス調 節」「テンポの不規則で複雑な変化をよみながらあわせていくリズム感」「そう 簡単には死なないスタミナ(ばてにくさ)」「VPO的フォルテシモサウンド」。


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