「酒蔵探訪記」


1998年、春まだ浅い某日曜日の午後、某飲み屋マスターの紹介により、銘酒「*爛」 でその名を知られる山形県高畠町にある酒造会社の酒蔵の見学を行なった。 常日頃は酒のラベルもろくに見ずに飲んでばかり状態のしょうもない団員だが、 丹精こめて造られる酒を目の当たりにして「お酒を大事に飲もう」という心が 沸いてくるのだった。
 取材:山フィル探検隊  撮影・解説:T村特派員   構成:K田隊員
 



洗米の終わったお米です。
要するに精米したお米に水を吸わせた状態。
これを翌朝巨大な釜で蒸します。


巨大な釜。


ベルトコンベアのような放熱器。


ここは麹室(こうじむろ)です。


温度調節が大事。


できあがった麹米。
噛むとほんのりと甘い。


いつにもまして真剣。


さわやかなよい香りが漂います。
でも、タンク内は炭酸ガスが発生しているため、落ちると まず助からないとか・・・。


YK40のフレッシュな香り。
思わず髪も逆立ちます!
YK40つまり山田錦(Y)・精米歩合40%・協会9号酵母(K)使用の酒。
ぜいたく!!。


出羽爍々あらばしり(原酒のため約19度)の試飲。
生命感に満ちた輝きに、しばし言葉を忘れます。


今年のできもよさそうだナ!
「いしやま」での再会が楽しみです。


お楽しみ試飲コーナー。
(1)普通酒 (2)本醸造(辛)  (3)本醸造(甘) (4)出羽爍々純米50% (5)山田錦純米40% (6)山田錦35%。


自慢の精米機。
ここんちの精米歩合は概して高め。
意気込みが感じられます。
ちなみに35%(65%を削り取る)まで精米するのには2日間もかかるのです。


−完−