山形フィルハーモニー交響楽団
山フィルへの想い
（山フィル４５周年記念パンフレット「Ｗｅｌｃｏｍｅ ｔｏ 山形フィルハーモニー交響楽団」より）
平山秀夫（Ｃｌａｒｉｎｅｔ）
我ながら、毎週土曜の夜によくも集まり、あーでもない、こーでもないと苦労しながら、
やってるもんだと思う。
ピッチが合わない、アインザッツが合わない、バランスがおかしい、そもそも譜面をなぞることもできない、
などという情けなさを味わうために、世の華やかなる「サタデーナイト」には目もくれず集まってくるのは、
「ものずき」 の一言に尽きる。
さらに、仕事とか家庭とかの都合ができてくると、もう大変。
でも、オケの楽しみは、やっぱり「合わせる楽しさ」なんだよね。
団員それぞれの、曲に対する想いとか、人生とかが、音ににじみ出てくる。
それをさらに「合わせる」ことのおもしろさ。
やっぱ、これだね。
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