アトリエハーロー体験記   その3



木村氏は自称「ベルガーフリーク」。ローラント・ベルガーは長くウイーンフィルの看板であった20世紀ホルン界の鉄人。 バーンスタインは不在を知らずに指揮台に立った際に「今日ベルガーはいないのか…」と洩らしたという。 時にただ一発で聴衆を感涙させるベルガーのウインナホルンが氏に楽器製作を志さしめたのではないでしょうか。 現在ウイーンフィルでは、ローラント・ベルガーの弟子で「直系」とうたわれるシュトランスキー(H..A♂と同じ1966年生まれ)がハーロー31602を吹き、新たなウインナホルンの歴史を刻んでいます。



木村氏と親交深いウイーンフィルホルン奏者たち。
「親方」ローラント・ベルガー他、ウォルフガング・トムベックJr、ロナルド・ヤネシュッツ、ラルス・シュトランスキー、フランツ・ゼルナー、ウォルフガング・フラダー、フリッツ・プファイファー、フォルカー・アルトマンらの姿が見える。



楽器を所有するだけではなくまさに普段のホルンワークに取り入れ演奏を聴かせることで、真にウインナホルンの魅力を手にする事ができるのだと確信した今回の訪問でありました。

木村代表には全くの新参者でしたが気さくに接していただき誠にありがとうございました。同行して下さったフォルカー佐々木様本当にありがとうございました。(続く)





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